知っておきたい通信サービスの代理店契約について

代理店を通じて商品の販売をすることで営業のコストダウンになり、物流の効率がアップします。次世代の通信サービスNGN(Next Generation Network)は、電話とデータ通信やストリーミング技術を使った動画配信をIPネットワークにより統合させたマルチメディアサービスを提供します。NGN向けの高可用性インメモリsolidDB製品が販売開始されましたが、正規販売代理店と契約を締結させています。

 

代理店契約は法的に難しい契約で、契約を成功させるためのポイントが必要となります。まず、ディストリビューター方式とエージェント方式のどちらで契約するかを決めておく必要があります。後のトラブルを回避するためです。ディストリビューター方式は代理店がメーカーから商品を買取り、エンドユーザーにその商品を売ります。エージェント方式は代理店がメーカーとエンドユーザーの契約を仲介します。

 

次に、商品と契約内容を把握します。特にディストリビューター方式の契約で重要となります。現在の代理店契約において、ソフトのライセンス契約やクラウドサービスの利用契約は、それぞれライセンスを受ける権利の売買契約やサービスを利用する権利の売買契約となります。ハードを主に扱ってきた時代の代理店契約書では現在の複雑な契約に対応できません。メーカーは代理店に迷惑をかけることになります。そのため、時代の商品に合った契約内容の代理店契約書を正しく作成しなければなりません。

 

また、独占代理店契約があり、代理店に商品の取り扱いを独占させるという契約です。この契約では代理店がメーカーから仕入れる商品の数量が定められています。仕入れた数量を売ることができるか、逆に数量を上回る見込みがあるか検討する場合、直接販売権によりメーカーが商品を販売することができます。

 

競合品の取り扱いを禁止することもできます。

ここで、直接販売権を利用しない場合、メーカーは代理店に販売価格の指示を出してはいけないことになっています。再販売価格を拘束することは不公正な取り引きと見なされ、独占禁止法違反になります。最後に、契約を終了したい場合に備えて終了の仕方を事前に決めておくことも大切です。商品が代理店に望ましくない取り扱いをされている等、契約を解除したいケースも考えられます。

 

契約期間を短めに設定しておくことも1つの方法です。更に、契約更新を拒否することや中途解約ができる代理店契約書を作成する方法もあります。トラブルを回避でき、メリットのある契約内容を明確に決めておくことが重要です。

 

代理店と良好な関係が築くことができれば、ビジネスの開拓に繋がります。

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